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ロレックスのリューズを詳しくチェック!種類や故障時の対応も覚えておこう

【ロレックス】リューズの種類を解説

王冠のロゴマークが象徴しているように、もはや高級腕時計の王様と言えるほどの知名度と人気を誇るロレックス。当記事ではそんなロレックスのリューズについてご紹介します。

リューズは基本的に腕時計のケースの側面に取り付けられており、時間調節や日付の変更など、腕時計の機能を正しく使うために必要な部品となっています。

今回はこのロレックスのリューズについて、その種類や使い方、故障した時の対応について詳しく解説します。

リューズとはどの部位を指す?

腕時計のリューズは「竜頭」とも書き、腕時計のケース側面に取り付けられた、回せる“つまみ”を指します。基本的に3時位置に取り付けられていますが、モデルによっては9時位置や4時位置のものもあります。

デジタル時計には付いていないことがほとんどですが、針を使ったアナログ表示の腕時計にはクォーツ式、機械式を問わずに取り付けられています。

リューズの役割・使い方を解説

リューズはもちろんただの飾りではなく、腕時計の機能に大きく関わる重要なパーツです。腕時計を持たれている方はご存知の場合がほとんどだと思いますが、おさらいの意味も込めてここでその役割・使い方をご紹介します。

なお、日付と時刻の設定はクォーツ式、機械式の両方に当てはまりますが、ゼンマイの巻き上げについては機械式に限った使い方になります。

ゼンマイの巻き上げ

機械式腕時計は巻き上がったゼンマイがほどける力を利用して動きます。そのため、購入後初めて使う時や時計が止まってしまった際には、以下の手順でゼンマイを巻き上げる必要があります。

  1. リューズがロックされている場合は反時計回りに回してリューズを緩める。
  2. 完全に緩まったらリューズを時計回りに回してゼンマイを巻き上げる。
  3. 十分に巻き上げたら(25回以上)リューズを押し込みながら時計回りにねじ込んでロックする。

日付と時刻の設定

機械式、クォーツ式問わず、腕時計はリューズを所定の位置まで引き出すことで秒針を止められ(ハック機能)、続けて回すことで日付や時刻を設定することができます。

モデルによっては複数の設定のためにリューズの引き出しが段階的になっており、例えば曜日を表示できるデイデイトモデルなどは通常の3針モデルと操作方法が異なります。

そのため、時刻や日付を設定する前にはユーザーガイド等で操作方法をしっかり確認しておく必要があります。

ロレックスで使用しているリューズのタイプは主に4種類

ロレックスのリューズにはブランドのトレードマークである王冠があしらわれており、その下にはドットやバーなど小さな目印が刻印されています。このマークはシリーズや使われている素材、リューズの仕様によって振り分けられており、まとめると以下の4種類に分類できます。

このルールを覚えておけば、ステンレス、貴金属といった素材の区別や防水性能の有無など、リューズを見ただけである程度そのモデルの詳細が分かるようになるでしょう。

ただし、全てのロレックスにこのルールが当てはまるわけではありません。例えばアンティークロレックスはそもそも王冠が無かったり、スイスの国旗を模したようなマークが刻印されていたりします。

リューズ関連でよくあるトラブル

リューズは腕時計の機能に大きく関わる重要なパーツであり、同時に機械部分にアクセスできる数少ないパーツでもあります。そのため、長期間の腕時計の使用でトラブルが発生しやすく、その際にはすぐにメンテナンスや修理をする必要があります。

ここではロレックスのリューズでよくあるトラブルについてご紹介します。

空回りする

日付・時刻調整やゼンマイの巻き上げの際、頻繁にリューズが空回りするようなら腕時計を修理に出す必要があります。

空回りは内部の潤滑油不足による歯車の摩耗や破損、金属疲労によるゼンマイの劣化が原因であり、こうなると時計としての機能がまともに使えません。リューズを無理やり操作したときに内部部品が破損することもあるので、なめらかに動かない時は引き出したリューズを一度元に戻し、再び引き出してから操作するなどの対処が必要です。

抜ける

リューズは「オシドリ」や「巻き芯」と呼ばれる部品によって腕時計に取り付けられています。これらの部品が破損や摩耗、サビてしまっている場合、操作の際にリューズが抜けてしまう可能性があります。

さらに、これらの部品はネジで固定されているため、長期間の利用でネジがゆるみ、自然にリューズが抜けてしまうことも十分にありえます。部品交換やネジの締め直しの必要があるため、リューズが抜けてしまった場合は一度業者に修理を依頼するのが無難です。

回転が重い・動かない

リューズが滑らかに回らない、完全に動かない場合は、部品のサビや破損だけでなく、内部の油汚れやホコリなどの詰まりが原因となっている可能性があります。他にも歯車の摩耗や油不足も原因になりかねないので、リューズが動かなくなったときは修理やメンテナンスを依頼するべきです。

ただし、ネジロック式リューズの場合はネジロックを解除しないと回せないため、操作する前にはリューズの仕様をしっかりと確認するようにしましょう。

引き出せない・元の位置に戻らない

操作の際にリューズが引き出せなかったり、操作後に押し込んでも元の位置に戻らなかったりする場合は、リューズを回している時にチリやホコリが内部に侵入した可能性があります。また、ネジロック式リューズの場合はネジバカになっていると元の位置に戻せなくなります。

無理に操作すると部品が破損してしまうこともあるので、閉まらない時は清掃やオーバーホールを業者に依頼するのが無難です。また、異物の侵入を防ぐためにも、操作しない時にはリューズを閉じるようにしましょう。

リューズを破損させないための注意点

腕時計は細かな部品で組み上げられた精密機械です。そのため、内部部品と繋がっているリューズは少しでも無理な操作を行うと、腕時計自体が壊れて使えなくなる場合があるのを知っておくべきでしょう。また、リューズは操作におけるタブーも存在するため、腕時計を長く使っていくためには正しい操作方法を理解しておくことが不可欠です。

ここではリューズを破損させないために、腕時計の使用での注意点について解説します。

巻き上げや時刻設定はマニュアルに沿って行う

リューズを破損させないためには、操作方法を守って正しい操作を行うことが最も大切です。そのため、腕時計に付属しているマニュアル等は操作前にしっかりと確認すべきです。

マニュアルには操作方法だけでなく、操作する上での禁止事項も記述されています。例えば、「0時前後のカレンダー調整は禁止」というルールがあります。0時前後は日付変更のために内部部品に力が入っている状態であり、この状態で操作を行うと内部部品が破損してしまう可能性があるからです。

このような操作上のタブーを知るためにも、しっかりと操作前にはマニュアルを確認すべきなのです。

定期的なオーバーホールを実施する

腕時計は何十年と使っていける一生モノにもなり得るアイテムですが、そのためには定期的なメンテナンスが不可欠です。

腕時計のメンテナンスは全てのパーツを分解して洗浄する「オーバーホール」が代表的で、ブランドや専門店に依頼すれば、洗浄だけでなく油差しや精度チェック、防水性のチェックもしてもらえます。そのため、部品の破損を防ぐ意味でも、定期的にオーバーホールを利用するのが推奨されています。

オーバーホールの周期は大体3〜4年に一度が目安ですが、長い間使っていなかったり、動作に不安があったりする場合は積極的に依頼するべきでしょう。

リューズが破損したロレックスは買い取ってもらえる?

ロレックスといえば非常に人気のブランドで、中古モデルであっても高価買い取りが期待できることで有名です。そんなロレックスは、たとえリューズが破損していても買い取ってもらえないわけではありません。ここで詳しく解説しますので、壊れてしまったロレックスを売ってしまおうと考えている方は参考にしてみてください。

破損品・不動品でも買い取ってもらえる可能性が高い

先述のとおり、ロレックスは非常にリセールバリューの高いブランドです。そのため、たとえ壊れてしまったロレックスであっても買い取ってもらえる場合があります。

なぜなら、たとえ故障したロレックスを買い取ったとしても、修理して販売すれば中古ショップは十分な利益を出せる可能性があるからです。また、修理ができずとも、ロレックスはその部品に価値がつけられることがあります。ロレックスは長い歴史の中で愛されてきたブランドです。そのため、生産終了になったロレックスの部品は、それだけで高い値段が付けられることがあるのです。

状況によっては買い取ってもらえないことも

もちろん、たとえロレックスであっても、破損状況やモデルによっては買い取ってもらえない場合があります。例えば、修理ができないほど壊れている場合や在庫が潤沢にあるモデル、人気のないモデルなどは、中古ショップによっては買い取ってもらえないかもしれません。

ロレックスは確かに人気でリセールバリューの高いブランドですが、どんなモデルでも必ず買い取ってもらえるわけではないことを覚えておきましょう。

ロレックスの売却を検討している方はカメラのキタムラへ!

カメラのキタムラは中古カメラの長年の取り扱いで培った経験とノウハウを活かし、高級腕時計でもお客様に満足いただける金額で買い取りしております。

特に、ロレックスは故障したモデルや付属品が不足している場合でも買い取りいたします。リューズの破損などで壊れた腕時計や、保証書がないモデルの売却はぜひ一度カメラのキタムラにご相談ください。

また、カメラのキタムラでは関東限定で出張買い取りも行っております。

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まとめ

ここではロレックスのリューズの種類や使い方、故障についてご紹介いたしました。

リューズは腕時計を操作できる唯一の部品であり、これが破損すると日付や時刻の調整ができなくなってしまいます。腕時計を長年使っていくために、正しい使い方や定期的なメンテナンスがいかに重要かがお伝えできていれば幸いです。

また、ロレックスのリューズの種類は時計選びの際に役立つこともあるので、覚えておいて損はありません。

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