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【前編】GMTマスターと共に旅する!時間を超えた冒険

【前編】GMTマスターと共に旅する!時間を超えた冒険

“GMTマスターと共に旅する!時間を超えた冒険”「前編」

お世話になっております。
台湾旅日記第三弾です。
台南でとてもかっこいい博物館に訪れました。
その名も「奇美博物館」
奇美博物館は、台湾の台南市に位置する美術館です。
西洋美術、楽器、兵器、自然史などを主に所蔵し、全所蔵品の約三分の一となる計4000点余りを展示しており、誰もが芸術を享受できる環境が整っています。
特に、ストラディヴァリ、グァルネリ、アマティなどの名器を揃えた弦楽器の蒐集は世界随一です。
許文龍氏の「よい文物は自分で鑑賞するだけではなく、より多くの人にも見てもらって分かち合わなければならない」という理念に基づき展示されていました。
許文龍氏は、台湾の実業家で奇美実業の創設者です。
彼は日本統治時代の台南市に生まれ、工業高校を卒業後、31歳で奇美実業を創立しました。
奇美実業は化学品などで世界有数の企業グループに成長しました。
剥製のセクションでは2000体以上の標本があり、野鳥からアフリカゾウ、ホッキョクグマ、キリンなどの迫力があり450以上のヴァイオリン属を収蔵しており、約3億新台湾ドルを投じて入手したバイオリンも展示していました。
いまの日本円で1,428,420,000 円・・・
入場料はたった1000円で、ほんとうによかったのだろうか・・・と思うほど素晴らしかったです。

さて、今回のお題は
“GMTマスターと共に旅する!時間を超えた冒険”「前編」
キタムラでも歴代GMTシリーズから現行まで多く買取実績があります!

GMTマスターについて

ロレックス(ROLEX)がパン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発したGMTマスターは、異なる場所の時刻を把握できる機能を備えたロレックスのパイロットウォッチです。
GMTマスターには、GMTマスターI とII の2つの系譜があり、「GMTマスターI」は異なる2つの時刻を把握可能であり、「GMTマスターII」は最大3つのタイムゾーンを把握することが可能です。
GMTマスターは、エクスプローラーやサブマリーナーほどの人気を獲得しておらず、5ケタの時代はバイカラーベゼルよりも「黒ベゼル」がまだサブマリーナと似ているから良いね!という具合にベゼル交換している個体が多かったですが2007年のステイタス性を押し出し、モデルチェンジを機に現行モデルを代表する人気スポーツモデルとなりました。
個人的には1675/3とか1675/8のバチバチフジツボトロピカルでバブリーなモデルが大好物なのですが、今回は定番のSSのラインナップをご紹介します。

GMTマスターについて

GMTマスター Ref.6542

1. 発売年: 1955年に初めて発売されました。
2. デザイン: 24時間針の先端に付いている三角形(ミニ針と呼ばれている)が小さくデザインされています。
3. 機能: 24時間回転ベゼルと防水性能50mを備えています。
4. ムーブメント: Cal.1036、Cal.1065、Cal.1066などが採用されていました。
5. ベゼル: 初期に登場したモデルはベークライト仕様でしたが、耐久性に問題があったことから、のちにアルミベゼルへと変更されました。
6. 希少性: 生産年数が短い点や割れやすい性質をもっているこのモデルのみに採用されたベークライトベゼルのため、状態の良いものが少なく流通量が極端に少ないモデルです。
特に初期型のエナメルベゼルは、その存在がとても珍しく、かつ状態の良い個体はほとんど現存しないためマニア垂涎の1本となっています。
また、「ミラーダイヤル」、「リューズガードを備えないケース」といったファーストモデル特有の意匠もコレクターから評価されるポイントです!

GMTマスター Ref.1675

1. 製造期間: 1960年から1979年の約20年間にわたって製造され、その間に多くのマイナーチェンジが行われました。
2. デザイン: リュウズガードを初めて搭載したモデルで、先端がシャープなリューズガード(PCG)と小さな三角形の24時間針を特徴としています。
3. ダイヤル: 初期モデルはミラーダイヤルで、ミニッツサークルを備えています。1967年頃から製造されたマットダイヤルモデルでは、ダイヤルの質感と大きな三角形の24時間針が主な変更点となります。
4. バリエーション: ステンレススチールのモデル、金無垢のRef.1675/8、そしてコンビ使いのRef.1675/3の3つがあり、年代によって細かなディテール変遷があります。
5.ブレスレット:1960年代から1980年代はブレスレットにも改良が施された時期であり、生産期間の長かったRef.1675にはリベットブレス、巻き込みブレス、ハードタイプといった様々なパターンのブレスが存在しています。

GMTマスター Ref.16700

1. 製造期間: 1990年から1999年まで製造されました。
2. デザイン: ブラック×シルバーのシンプルな配色に、赤のGMT針がよいアクセントになっています。
3. ベゼル: ベゼルにはアルミニウムの素材を使用しており、現行品のセラミックベゼルとは異なった輝きを放ちます。ベゼルのカラーリングは交換可能で、気分でベゼルのカラーを変更できます。
4. ムーブメント: フリースプラング仕様の「Cal.3175」を搭載しており、高い精度とメンテナンス性によって、製造終了から20年以上経過した今も需要は尽きません。
5. 夜光塗料: 1999年にトリチウムからルミノバへ夜光塗料の仕様変更がありました。
機能面ではGMTマスターII に軍配が上がりますが、カレンダーのクイックチェンジ機能を備え操作性に優れるGMTマスターI は、今なお根強い人気を誇っています。
また、近年の2トーンカラーベゼルの人気上昇により、同モデルも今まで以上に注目を集めています。

GMTマスター Ref.16700

GMTマスターII Ref.16760

1. 製造期間: 1983年から1988年までの約5年間にわたって製造されました。
2. デザイン: 通常よりケースに厚みがあることが最大の特徴で、「ファット・レディ」の愛称で呼ばれています。
3. ムーブメント: 短針のみを単独で動かすことができるCal.3085を搭載し、ベゼルの併用により最大3つのタイムゾーンを把握することが可能となりました。
4. ベゼル: ベゼルは赤黒のみで、同時期に販売されていたGMTマスターIと差別化するため、「レッド×ブラック」の2トーンカラー ベゼルのみの展開でした。
5. 希少性: 生産期間が短かったため、中古市場における流通量は少ないとされています。
同じ時期に生産されていたRef.16750がプラスチック風防であるのに対して、Ref.16760はサファイアクリスタル風防を装備している点からも、
このモデルがGMTマスターIの上位機種として位置づけられていたことがわかります。

GMTマスターII Ref.16710

1. 製造期間: 1990年から2007年まで製造されました。
2. デザイン: ブラックの文字盤に、GMTの赤針が映えています。 40ミリのダイアルサイズはちょうどよく、女性でも着用可能です。
3. ベゼル: ベゼルカラーは3タイプあり、赤黒(コーク)、黒、赤青(ペプシ)の3タイプがあります。
4. ムーブメント: cal.3185、3186が採用されていました。短針を単独で操作することが可能で、GMT針とあわせて、異なる2カ国の時間表示を簡単に知ることができます。
5. 変更点: 1999年に夜光塗料がトリチウムからルミノバに変更されました。 また、2000年頃にフラッシュフィットが一体型に変更され、2003年頃にラグ部分の横穴がなくなりました。
6. 希少性: 製造年式によってそれぞれに価値があり、市場価格が大きく異なっています。特に2005年にムーブメントがcal.3186に変更された最終年式モデルは非常に価値が高いとされています。
コンビ素材、金無垢、ステンレス素材といった素材違いが存在しますが、セカンドモデルで一番の人気は、赤黒、赤青、黒といった3パターンのベゼルカラーを有するステンレスモデルです。
また、このステンレスモデルではブラック文字盤に映える赤い24時間針に魅力を感じる方も多いです。

GMTマスターII Ref.16710

いかがでしたか?
今回はGMTマスターIとGMTマスターIIについて説明しました。
通称4ケタとか5ケタとか表現するシリーズです。
昔は16700や16710はほんとうにカラーベゼルが人気がなかったですが、いつしかペットネームが付いてレアベゼルが出て(過去のモデルが評価されて)
人気モデルに変貌を遂げました。
次回は6ケタ!アルミベゼルからセラクロムへ移行する時代の紹介です!
おたのしみに!それではまた!

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この記事を担当した人

査定士W

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