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【前編】ロレックス(ROLEX)エクスプローラーI(Explorer I)の耐久性と洗練が融合した究極のタイムピースである理由

【前編】ロレックスのエクスプローラーIの耐久性と洗練が融合した究極のタイムピースであるその理由

お世話になっております。
関東は年末年始にかけて、晴天が多く自宅わきの道路にある桜の木に早速つぼみがでていました。
若干早すぎる春の訪れではないでしょうか。
この時期はとても冷え込む印象ですが、今年は暖かい日が続いており雄花の成長が早まってそうな「アレ」の存在。
そう、花粉です。
ウェザーニュースにも取り上げられていましたが、今年は花粉の飛沫が例年より早い予測なのでアレルギー薬の準備は早めにしてもいいのではないでしょうか。
わたしも花粉デビュー3年目、毎年察知する能力(?)が高くなってきており今も、少しだけ感じています。

さて、今回のお題は
“ロレックスのエクスプローラーIの耐久性と洗練が融合した究極のタイムピースであるその理由”
人気のエクスプローラーIのお題です。
絶対的アンティークの人気モデル1016から、安定人気の14270、サイズが大きくなったり、小さくなったりを繰り返す現行モデルまで一挙に紹介します!
今回の記事は2本立てでお送りしますので、後半もお楽しみに!
では、ヴィンテージエクスプローラーIの解説です!

ヴィンテージエクスプローラーI

エクスプローラーIというモデルが誕生した理由

ロレックスのエクスプローラーIは、1953年にエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが初めてエベレストの登頂に成功したことを記念して誕生しました。
このモデルは、探検家(エクスプローラー)のために開発され、高い耐久性と視認性を備えています。
デイト表示がないシンプルな特徴で視認性を確保したデザインは過酷な状況下でも確実に時刻を把握できるように設計されています。

【第1世代】Ref.6350|1953年〜55年頃

自動巻きムーブメントはケースバックが膨らんだセミバブルバックのCal.A296が採用されています。
このムーブメントは後にスポーツロレックスモデル登場の原型となりました。
12時位置の逆三角形と369のアラビア数字インデックスというエクスプローラーのデザインの原型となったモデルとも言えます。
ペンシルハンド、秒針先端ドット、ダイヤルのギョーシェ仕上げ(格子状の彫刻)など当時の特徴が初期型ならではの仕様となっています。
発売当初、ダイヤルにクロノメーター表記が無いタイプが存在します。

【第2世代】Ref.6610|1954年頃〜56年頃

Ref.6610は、世界初の両方向回転巻き上げムーブメントであるCal.1030(テンサーティとも呼ばれる)を搭載しています。
これにより、ゼンマイの巻き上げ効率が格段に向上しました。
短針がベンツ針に変更され、エクスプローラーの原点とも言われています。
また、丸みを帯びたプラスチックのドーム風防にゴールドカラーの表記とミニッツサークルが特徴的で、後のRef.1016の初期にも引き継がれたディテールです。
ヴィンテージロレックスの醍醐味であるダイヤルの変化も楽しめるモデルで、ブラウン調に退色した通称「トロピカルダイヤル」も存在します。
また、リューズに王冠マークの下に+マークが入るのも特徴です。
発売当初、ダイヤルにクロノメーター表記が無いタイプが存在するが、後継機モデルRef.1016へとモデルチェンジする数年間は、表記が入っています。
初期型には、秒針のドットが大きい通称「ビッグドット」が存在します。

【第3世代(前期)】Ref.1016|1960(63)年頃〜70年代半ば

前期型が搭載する自動巻きムーヴメントは毎時1万8000振動のクロノメーター仕様、Cal.1560。
前期型には、生産初期のモデルに黒文字盤に艶があるミラーダイアルと呼ばれるものや、分目盛りが外周に沿って線でつながっているミニッツサークルと呼ばれる仕様が存在します。
これは極めて希少なモデルです。
ちなみに「ミラーダイアル+ミニッツサークル」は“MMダイアル”、ミラーダイアルだけの場合は“Mダイアル”の通称で呼ばれています。
その後まもなくミニッツサークルが消滅したミラーダイヤル(通称Mダイヤル)が数年ほど続きました。
その後、ダイヤルが艶のないマットな質感になりロゴや表記がホワイトに仕様変更された”前期型”が出ます。
その時にはCal.1570のハックなし(前期)とキャリバーは移行していきます。

【第3世代(後期)】|Ref.1016|1972年頃〜89年頃

Cal.1570のハック付きを搭載しており、Cal.1570への最大変更点は精度を調整するための緩急針をマイクロステラスクリューへ変更したことです。
これは、テンプと呼ばれる時計の心臓部分の部品のひとつ、テンワに取り付けられた小さな2つのネジのことで、このネジを回すことにより進み遅れを調整します。この画期的な機構が長年採用された理由です。
生産終了間際の年式である”R”と”L”シリアルの個体は市場相場が高く設定されております。
また、ディテールの変化は文字盤のインデックスは数字が若干丸みのあるタイプに変更されます。
1980年代からは風防は丸みのあるドーム型から、フラットタイプの風防に変更にされます。

ロレックスのエクスプローラーI

1016と並行して少し生産されていたモデル「Ref.6150」

Ref.6150は様々な種類が存在し、初代(Ref.6350)との違いはノンクロノメーターであることです。
初代6350はすぐに生産終了となりましたが、6150は次のRef.6610が発売されてからも生産されていました。
6350と6150の発表時期が定かではないため、この6610がエクスプローラーⅠのセカンドモデルとされています。
こちらは、世界初の両回転巻上げ方式の自動巻きムーブメントCal.1030を搭載した始めてのモデルで、このモデルからベンツ針、
12・3・6・9インデックスというスタイルが確立したとされていて、裏蓋もセミバブルバックからフラットバックへと変わりました。

まだある激レアモデル!「Ref.5500」

実はこの型番はエアキングの型番なんですが、34mmエアキングケースにエクスプローラーの文字盤が入っているボーイズサイズのエクスプローラーⅠが存在します。
キャリバーは同じCal.1520で、ノンクロノメーターとなり”PRECISION”の文字が入っています。他に5504や5506などが存在し、すべて特定の国限定モデルとされています。
ほぼ出回っていないため、リダン(文字盤の補修をしてきれいな状態にすること)が非常に多く、国内でフルオリジナルをお目にかかれることがあるのか見当が付きません。

いかがでしたか?
今回はロレックスエクスプローラーIのヴィンテージにフォーカスをあててみました!
筆者は以前1016の後期型を所有したことがあり、思い入れが深いモデルです。

なかなか前期には手を出すことができませんでしたが、後期型でも腕に巻き付けているだけでどこへ行っても褒められる1本でした。
何本も所有できるほど経済状況が潤っているわけではないので泣く泣く手放してしまいましたが、次もまた出会えることを楽しみにしているモデルですね。
今回はここまで!
それではまた!

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